2007晩冬のアニメ論 : まなび&パンプキン
某所より。
なんでかわからんけど、ユーフォーテーブルの法則が今回も当てはまった感があるまなび。
冷静に俯瞰してみれば、今しか作れないテーマ性(皆が共有できた学校という名のコミュニティ崩壊のきざし、それを未来へ引き延ばした世界設定)を持ち、
アニメ制作の技術でも、個性あるキャラクター造形、センスを感じさせ、リズムのある映像手法に、水準以上の演出、
声優陣も今が旬の人材をかきあつめ…と美点は幾つも見いだせるのに。
やはりドラマがいただけない。
ヒューマンドラマのフォーマットってのは、どうしても紋切り型になっていくのは仕方がないとはいえ、まなびに置いてはやはり、終盤のカタルシスが全くない。
実際、視聴者に登場キャラクターのストレスや葛藤を共感させながら、最後はどれだけサッパリ昇華できるか、というのがこの手のストーリーのキモなんだろうけど、毎回終盤、”また演説かよ…(;´Д`)”と視聴者に思われてはやっぱイカンのではないかな…
キャッチーな画面作りとは対照的に、奇をてらわない物語作りは、好感が持てるけど、爽快感はない。
私、実は、アニメ店長・コスモス荘・シノブ伝あたりの金月龍之介氏のファンなんですが、氏はもう、こういうシリアス路線(合間に小コント的なモノ)はやめてまたギャグ有り(ギャグ主体)のヒューマンドラマとか書いて欲しい、と切に願うところですよ。
期待してます、金月さん。
これも某所より。
パンプキンとシュバリエ。
目の肥えたアニメファンさえも、おおっこれは!?と一時思わせておきながら、やっぱりかよ…と落胆させられましたね…。
これも基調はヒューマンドラマなのですが、23分フォーマットでブツブツ切れる話ばかりだと、やっぱり薄っぺらくなってしまうのですね…
キャラクターとしての怪物ぶりをもっと発揮して、エンターテイメントさを前面に出しつつ、とかだったら、あるいは…
つか、あれです。
根本的に、今の日本で、貴族と身分差別とかをテーマに、ちゃんとした話を書ける人がいるとは思えません。
いくら格差社会到来、とか煽られても、現代日本社会の平板さの中で、身分差別を実感しながらドラマを書ける人はいるのか?
ちゃんと書いたつもりでも、”貴族”に対する認識が、(もう、いかにも!ライトノベル!な、ステレオタイプな日本的ファンタジーの)ゼロの使い魔のなんちゃって貴族たちとほとんど同程度でしょう。
その意味で、貴族と身分差別を世界観の前面に押し出したパンプキンは失敗するべくして失敗したのかも。
669 Name: [名無し]さん [sage] Date: 2007/03/19(月) 23:30:43
まなびはufoのお約束通り面白さが下に向かってまっすぐGOしてる
なんでかわからんけど、ユーフォーテーブルの法則が今回も当てはまった感があるまなび。
冷静に俯瞰してみれば、今しか作れないテーマ性(皆が共有できた学校という名のコミュニティ崩壊のきざし、それを未来へ引き延ばした世界設定)を持ち、
アニメ制作の技術でも、個性あるキャラクター造形、センスを感じさせ、リズムのある映像手法に、水準以上の演出、
声優陣も今が旬の人材をかきあつめ…と美点は幾つも見いだせるのに。
やはりドラマがいただけない。
ヒューマンドラマのフォーマットってのは、どうしても紋切り型になっていくのは仕方がないとはいえ、まなびに置いてはやはり、終盤のカタルシスが全くない。
実際、視聴者に登場キャラクターのストレスや葛藤を共感させながら、最後はどれだけサッパリ昇華できるか、というのがこの手のストーリーのキモなんだろうけど、毎回終盤、”また演説かよ…(;´Д`)”と視聴者に思われてはやっぱイカンのではないかな…
キャッチーな画面作りとは対照的に、奇をてらわない物語作りは、好感が持てるけど、爽快感はない。
私、実は、アニメ店長・コスモス荘・シノブ伝あたりの金月龍之介氏のファンなんですが、氏はもう、こういうシリアス路線(合間に小コント的なモノ)はやめてまたギャグ有り(ギャグ主体)のヒューマンドラマとか書いて欲しい、と切に願うところですよ。
期待してます、金月さん。
これも某所より。
736 Name: [名無し]さん [sage] Date: 2007/03/20(火) 01:20:22
パンプキンを最後まで見てしまったことを激しく後悔している
1話切りの達人の俺としたことが情けない
738 Name: [名無し]さん [sage] Date: 2007/03/20(火) 01:23:57
放送前にこのスレでパンプキンを勧めまくってた俺だが
あまりのつまらなさに2話で切った。
739 Name: [名無し]さん [sage] Date: 2007/03/20(火) 01:24:34
伍長の圧倒的戦闘能力が魅力だったのに、ヒューマンドラマ化の物語はうんざりだったな
なんだかんだで全部見たけど・・・セッティエームだけ保存して他は削除♪
742 Name: [名無し]さん [sage] Date: 2007/03/20(火) 01:56:20
南瓜はあの回だけは良かったな。ちゃんとした職人達が仕事したって感じ
シュヴァリエ1話と同じで、それに騙されて最後まで我慢して見たけど
結局その回だけだったという(ヽ'ω`)
パンプキンとシュバリエ。
目の肥えたアニメファンさえも、おおっこれは!?と一時思わせておきながら、やっぱりかよ…と落胆させられましたね…。
これも基調はヒューマンドラマなのですが、23分フォーマットでブツブツ切れる話ばかりだと、やっぱり薄っぺらくなってしまうのですね…
キャラクターとしての怪物ぶりをもっと発揮して、エンターテイメントさを前面に出しつつ、とかだったら、あるいは…
つか、あれです。
根本的に、今の日本で、貴族と身分差別とかをテーマに、ちゃんとした話を書ける人がいるとは思えません。
いくら格差社会到来、とか煽られても、現代日本社会の平板さの中で、身分差別を実感しながらドラマを書ける人はいるのか?
ちゃんと書いたつもりでも、”貴族”に対する認識が、(もう、いかにも!ライトノベル!な、ステレオタイプな日本的ファンタジーの)ゼロの使い魔のなんちゃって貴族たちとほとんど同程度でしょう。
その意味で、貴族と身分差別を世界観の前面に押し出したパンプキンは失敗するべくして失敗したのかも。
comment
post comment
trackback
trackbackURL:http://nervousbreakdown.blog77.fc2.com/tb.php/12-fc38b59f